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ホーム>漢方コラム>不妊症の周期療法(4)

不妊症の周期療法(4) ―7、5、3奇数規律について―

 周期療法では生理周期を生理期、低温期、排卵期、高温期の4周期に分けて漢方薬を使い分けますが、各周期の日数には一定の規律があると考えられています。南京中医薬大学の夏桂成先生は長年の経験から7、5、3奇数規律を発見しました。夏桂成先生の経験によると生理期と排卵期の日数は対応しており7日、5日、3日の奇数のリズムになるといっています。つまり生理期が7日の方は排卵期も5〜7日、生理期が5日の方は排卵期も3〜5日、生理期が3日の方は排卵期も3日と生理期と排卵期の日数が対応しているということです。(排卵期は排卵前後のおりものが増えている時期を指します)このように生理期と排卵期のリズムが対応しており生理周期が安定していると、ホルモンバランスが良く理想的であると考えられます。

夏桂成先生の講義風景懇親会では隣の席で
ご教授いただきました。

 また、生理期と排卵期の状況(月経血とおりものの量、色、質、期間)は周期療法の効果を判断する上で大切な指標となります。月経血の量は2〜3日目にピークとなり、色は淡紅〜赤で塊は少なくサラサラしていると理想的です。排卵前後は透明で光沢と粘りのある卵の白身のようなおりものが増えてくることが大切です。生理の量が以前より減ったり日数が短くなる場合は子宮内膜が薄く黄体ホルモンの分泌が悪い可能性があり、排卵前後におりものが少ない場合はエストロゲンが低く受精卵の質があまり良くない可能性があります。周期療法を行うことにより生理の量や排卵前後のおりものが増えてくると、妊娠しやすい体質に近づいていると判断することができます。

 上記のように生理やおりものなどは体質や妊娠のしやすさを判断する際に重要な意味を持ち、このような婦人科特有の症状と全身症状、基礎体温の3つをきちんと判断して、周期療法に使う漢方薬を選択することが大切になります。

病名別漢方治療法「不妊症周期療法」も参照してください

掲載:マイドゥー 2004年4月号

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