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がんの漢方総合療法5 ―免疫枯渇現象について―

 今回は免疫枯渇現象についてお話します。1回目と2回目のコラムでがん免疫を高めるためにはきのこ製剤が効果的であることを話しました。きのこ製剤に含まれるβグルカンなどの多糖体は免疫細胞を刺激してがん免疫を高めますが、同じきのこ製剤を長く使うとだんだん効果が弱くなってくることがあります。この現象は免疫枯渇現象と呼ばれ、免疫学を専門としている医師から報告されています。免疫枯渇現象がおきる原因として様々なことが推測されていますが、以下の3つが主要な原因と考えられます。


1.免疫細胞がきのこの多糖体の刺激に慣れてしまい効果が弱くなる。

2.きのこの多糖体の刺激により多量に免疫成分が分泌されるため、免疫成分の原料となるアミノ酸やミネラルが不足する。

3.がんが進行すると周囲の炎症から活性酸素が発生し、免疫細胞が酸化されて効果が弱くなる。


 よってきのこ製剤でがん免疫を高める際には免疫枯渇をおこさないような対策が不可欠です。対策として以下の3つの方法が考えられます。


1.単一の多糖体を含むきのこ製剤でなく、複数の多糖体を含むきのこ製剤を選ぶ。

2.アミノ酸やミネラルを含み抗酸化作用のある製剤を併用する

3.体質に合わせて補腎健脾の漢方薬を併用する。


1.に対応したきのこ製剤としては星火霊芝宝や瑞芝があります。星火霊芝宝には霊芝胞子、霊芝微粉末、冬虫夏草菌糸体の3種類が配合されています。万寿霊茸は18種類のキノコの菌糸体から特殊な培養方法で高濃度に成分(ASGC)を抽出し、さらに植物多糖体(米ぬか由来アラビノキシラン)を配合しています。いずれの製剤も複数の有効成分が含まれているため、免疫枯渇がおきにくいと考えられます。

2.については天然のアミノ酸やミネラルを含む製剤が有効です。D-12は植物由来の多糖体とアミノ酸、セレニウムなどを含み、免疫枯渇を防止することが様々な研究で証明されています。

3.ですが、きのこ製剤を3ヶ月以上使い免疫細胞の活性が低下したところに補腎健脾の漢方薬を投与したところ免疫活性が高まったという報告があります。体質に合わせた漢方薬ときのこ製剤の併用は相乗効果が期待できると思われます。

 免疫枯渇の対応については個々の体質や現在の体力、がんの状態、病院の治療などにより異なりますので、詳しくはご相談ください。

掲載:マイドゥー 2003年2月号