今年の冬はインフルエンザが猛威をふるっていますね。
高熱、節々の痛み、咳、のどの痛みなど代表的な症状に加えて、今年のインフルエンザでは胃腸症状を訴えている人も多いようです。
現在流行しているインフルエンザウイルスはpdm09型という2009年に爆発的な感染拡大を示したウイルスと同型のものが広がっている様です。その特徴は非常に強力な感染力であり、一人感染すると家族全員に広がってしまうという例も少なくありません。
インフルエンザの対策としては、日頃から手洗いうがいを徹底し、体を冷やしたり、過度に疲労して免疫力を下げないように備えておくことが大切です。漢方で出来る対策としては、免疫力を高める黄耆を配合した「衛益顆粒」を普段から服用したり、人混みに出かける際には抗ウイルス作用の板藍茶・板藍のど飴がおすすめです。
万全の対策をしていても今年の強力なインフルエンザウイルスはそれを上回って来るかもしれません。少しでも寒気を感じたらそれは感染前の黄色信号かもしれません。
体が寒気を感じるというのは、体温を上昇させて、やっつけるべき何かが体内に侵入してきたということ。そういう時は葛根湯を熱めの白湯で服用し、よく着込んで体を温めることが大切です。温まって、じんわりと汗をかければ、それは必要な体温まで上昇したというサインです。インフルエンザに関わらず感染症全般はとにかく早めの対処が重要です。
もしのどの痛みや咳・痰など炎症反応が現れているなら涼解楽や麻杏止咳顆粒などもおすすめです。ぜひ漢方堂までご相談ください!
この冬はいつも以上に、
疲れすぎない
冷やし過ぎない
という事を意識して養生しましょう!