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わかりやすい中国漢方健康法

小島薬局ホームページをご覧になっている皆さん、こんにちは。
 この漢方コラムのコーナーは、沼津朝日新聞の記事やマイドゥーという静岡県東部と中部を中心に配布されているポスティング雑誌に毎月掲載しているコラムに加筆、訂正をしたものです。以下の文章はマイドゥー2000年10月号に掲載された第1回のコラムを加筆したものです。今後も毎月更新していきたいと思いますので、ごゆっくりお楽しみください。

コーナー開始のご挨拶

 古今、健康に関しては様々な情報が溢れていますが、漢方専門家の立場から正しい健康情報を伝えようというのがこのコーナーの目的です。今回は初めてですので、私の自己紹介と簡単な漢方の知識について紹介します。

 私の店は代々薬局を営んでおり、父の代から現在地で営業しています。そのような環境で自然に薬剤師となりました。現代は昔と違い慢性病が増え、薬局での相談において漢方医学がもっとも適していると感じ7年前高円寺にある漢方の学校で1年間学びました。そのうち薬剤師、医師ともに漢方の資格がなく、大学でも漢方の講座がないことに疑問を感じ、北京中医大学日本学校で3年間学び中国政府が認定する国際中医師の資格を取得しました。
 漢方医学の特徴は、同じ病名でも個人の体質や症状の違いにより異なる治療法を行ったり(同病異治)異なる病気でも体質や症状が似ていれば同じ治療を使う(異病同治)ことにあります。その人の症状や顔色、姿勢、体型、舌の状態などから漢方の見立て「証」を決めて、「証」にあった漢方薬を調合すれば、漢方薬はとても良い効果があります。
 これまでの経験ではアトピー等の皮膚病、不妊症や生理痛等の婦人病、肝臓病、リウマチ、慢性疲労等によい効果を得られています。