新型コロナはまだ収束が見えませんが、当初の未知のウイルスという状況は解消されてきています。安心のためにはワクチンの開発が待たれますが、アビガンやアクテムラなどの治療薬も保険適応が近づいており、治療法も確立されつつあります。
さて、今年の秋~冬に心配されていることは、新型コロナとインフルエンザの同時流行です。
新しい生活様式は新型コロナだけでなくインフルエンザの予防にもなりますので、例年より感染が少なくなる可能性も指摘されています。しかし、同時感染となると未知の領域になる可能性があります。
新型コロナは約8割の人は感染しても無症状或は軽症といわれています。インフルエンザもやはり流行していても感染しない方も多くいます。この違いは何かというと、やはり免疫力の強弱に行きつきます。
感染症の免疫力というと多くの方はワクチンと関係が深い抗体の有無をイメージすると思いますが、免疫は抗体のような獲得免疫だけでなく、NK細胞などの自然免疫も大きな役割を持っています。また、交差免疫という概念も分かっております。抗体が無くても発症していない方は多くいるので、抗体だけでなく総合的に免疫を高めることが大切になります。
他人に感染させないためには飛沫を飛ばさないマナーやエチケットが大切ですが、自分を守るためには免疫力の強化が最も重要ということになります。
さて、漢方医学では古くより「正気存内、邪不可干」と言われており、正気=免疫力が高ければウイルスなどの邪気に罹らない、という考え方があります。
新型コロナの予防法として、中国では肺脾の気を高めること、胃腸を整えて湿を除くことが有効であると報告されています。黄耆、板藍根、霊芝などを含む漢方薬や健康食品が効果的です。
発症して高熱や咳が出た場合は個々の状態(証)に合わせて漢方薬を使い分けますが、胃腸を整えて湿を除くこと、肺を潤し清熱解毒することが治療のポイントになります。
新型コロナウイルスの対策については手洗いやうがいなどの予防が大切ですが、漢方薬で免疫力を高めることもとても良い方法です。中国では新型コロナの予防と治療に漢方薬が活用されています。新型コロナとインフルエンザのダブル感染症を予防するために、ぜひ当店の高品質の漢方薬をご活用ください!