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手相漢方(10/最終回) ーガンについてー

今回は手相漢方の最終回になります。最終回は「ガン」についてお話します。 ガンは昭和56年以降死亡原因の第1位となっており、平成8年には死亡数の30%をこえて3人に1人はガンで死亡する状況になってきました。西洋医学はこの間進歩を続け、ガン検診や様々な治療法が考えられてきましたが、人体の自然治癒力を無視して、ガンのみを治そうとする西洋医学的手法に多くの問題があることは明らかになってきています。 ガンの原因は様々な説がありますが、基本的には食事の乱れ、持続的なストレス、嗜好品などの生活習慣の乱れにあることは間違いありません。原因は自分自身にありますので、薬や手術だけに頼るのではなく、自らの生活習慣を改めて体質を改善することを考えなくてはいけません。 掌紋医学では、主に生命線、シドニー線、健康線、〆(島)を診て、ガンを判断します。 [図1]はガンの方によく見られる掌紋です。 [図1] ※画像をクリックすると拡大します ★生命線上や健康線上に〆(島)がある。 ★深い健康線が生命線を横切っている。 ★長い障害線が知能線、生命線を横切って親指まで達している。   掌紋医学ではシドニー線はガン遺伝があると考えています。特に先天を意味する左手のシドニー線はガン体質と関係があるようです。また、〆(島)は腫瘍を意味しますので、特に 40代以降に生命線や健康線上の〆(島)が出た場合は注意が必要です。 漢方薬によるガン治療の特徴は、ガン細胞のみを攻撃するのではなく、自らの自然治癒力を高めてガン細胞に対抗する力をつけることにあります。漢方薬によるガン治療には以下の効果が期待できます。   ・胃腸を補い消化吸収力を高め、免疫細胞を活性化する。 ・淤血を改善して活性酸素を除き、免疫細胞の活動性を高める ・手術後の体力回復や術後合併症を防止する。 ・抗癌剤や放射線の副作用を防止する。 ・抗癌剤や放射線の感受性を高め、効果を高める。 ・抗がん生薬によりがん細胞を抑制する。 ・進行がんや末期がんのQOLを改善する。   ガンの進行状況や悪性度、病院の治療方法、本人の体力などに応じてうまく組み合わせれば、ガン細胞の増殖を静止させて休眠にもっていくことが可能です。 初期がんのように手術で取り除ける場合を除いては、ガンと共存することが大切です。漢方薬や健康食品を上手に活用すれば、ガンと共存することも夢ではないと思います。

掲載:マイドゥー 2010年11月号