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掌紋線は様々な変化があります。切れ切れであったり、線上に障害線や障害マークが現れることもあります。また、副線が枝分かれしていることもあり、この副線が診断上の意味を持つこともあります。この掌紋線を正しく読むことが、掌紋診断の上で最も重要です。詳しい見方は、今後コラムで紹介していきます。
さて、掌上には様々な障害マークが見られます。障害マークは主に8種類あります。
十(バツ)、♯(シャープ)、*(米)、〆(島)、☆(星)、△(三角)、□(四角)、○(丸)
障害マークにはそれぞれ下記の意味があります。
十:炎症・機能低下、♯:慢性炎症、*:うっ血、〆:腫瘍、☆:脳虚血、△:動脈硬化、□:手術・外傷、○:外傷
障害マークが、掌紋線、掌上臓腑対応区、掌紋八卦の位置に現れると、病気との関係が出てきます。わかりやすいこともありますが、よく見ないとわかりにくいこともあります。きちんと見立てるためには、経験やコツが必要になると思います。また、病気の変化に伴い障害マークも変化していきます。
「十→♯→*」と変化していくと、炎症が悪化してうっ血になることを意味します。逆に「*→♯→十」と変化していくと、うっ血や炎症が改善していくことを意味します。
次回は掌上臓腑対応区と手掌八卦についてお話します。
掌紋診断をご希望の方は、漢方相談のご予約の際にお申し付けください。
掲載:マイドゥー 2010年3月号