今年も10月22日(日)に俵IVFクリニックの俵史子先生と一緒にジネコ不妊症セミナーを行いました。前半に私が「体にやさしい妊活漢方」というテーマでお話して、漢方薬の試飲会を挟んで、後半は俵先生の「妊娠に近づくために」というテーマで最新の知見をお話していただきました。
さて、当店では最近15年で640人以上の方が妊娠していますが、そのうち40代の方は約8%(50人以上)おります。そのうち、46歳で妊娠した方が2人います。多くの方が病院で治療してもうまくいかずに来店されている事を考えると、漢方薬で卵巣が元気になっていると考えてよいと思います。
漢方医学では加齢による卵巣機能の低下を「腎虚」と考えています。「腎は精を蔵し、生殖を主る」といわれており、卵巣機能の低下が見られる方は、強力に腎を補うことが大切になります。
強力に腎を補うためには紫荷車(羊の胎盤)、鹿茸(鹿の角)、亀板(亀の甲羅)などの動物性生薬を使う必要があります。動物性の生薬は健康保険がきかないですが、効果は抜群です!
さらに、女性の子宮は十分な血液があることが大切ですので、常に血液を補うことも考えます。生理痛や排卵痛が強い方や卵管に閉塞がある方は骨盤内の瘀血を改善することも重要になります。
以上の基本的な考え方の上で、生理周期(生理期、低温期、排卵期、高温期)に合わせて漢方薬を使い分ける周期療法が特に効果的です。
また、漢方薬は男性不妊についても得意としていますで、ぜひご夫婦でご相談ください!
少しでも多くの方に喜んでいただけるように今後とも研鑽を積んでいきたいと思っています。妊娠できずにお悩みの方は、まずはお電話でご相談ください。
掲載:マイドゥー 2017年11月号