１２月は師走と言われるように忙しく、忘年会の疲れもあり、体調を崩しやすくなりますね。この疲れは風邪や花粉症という形で体に返ってきます。

さて、インフルエンザや花粉などは空気中に飛散していますが、症状が出る方と出ない方がいます。この違いは何でしょうか？

やはり、その方の免疫力の違いといえます。一般的に小児や高齢者は免疫力が弱いと言われていますが、若い方でも免疫力が弱い方がいます。免疫力が弱い方は下記の特徴があります。

・疲れやすく、息切れしやすく、やる気が起きない。
・平素から低体温で、冷え性を自覚している。
・胃腸が弱く、いつも軟便で、冷たいもので下痢しやすい。
・風邪をひきやすく、風邪をひくとなかなか治りにくい。

漢方医学では風邪や花粉症になりやすい方は、体表や粘膜の防衛力（衛気）が不足していると考えています。衛気を高めることで、体表や粘膜の防衛力が強化され風邪や花粉症を予防することができます。もちろんインフルエンザが心配な方にも効果的です。

衛気を強化する代表的な漢方薬に「衛益顆粒」があります。温湯に溶けやすく飲みやすい漢方薬です。

この「衛益顆粒」に「松寿仙」を併用すると、免疫力が高まり非常に効果的です！

小児や高齢者だけでなく、抵抗力の弱い方や風邪を防ぎたい受験生などにもお薦めできます。　ぜひご来店の上ご相談ください！

来年もより良い漢方治療を提供できるように研鑽していきます。今後ともますますのご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

掲載：マイドゥー　２０１７年１月号