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−卵子の老化について−

今回は卵子の老化ついてお話します。

卵子の老化については不妊治療において大きな問題ですが、今年NHKが特集を組んでから、漢方堂でもよく質問を受けるようになりました。さまざまな統計では、30歳までは妊娠率に変化がありませんが、30歳を過ぎると少しずつ妊娠率が低下し、40歳以上になるとがくっと低下するようです。

確かに卵子の老化は年齢と関係がありますが、年齢だけではありません。

卵子の老化の指標の一つにAMHがありますが、20代でも40代の検査値の方もいますし、40代でも30代の検査値の方もいます。また、見た目や皮膚のツヤも関係があり、若く見えて皮膚にツヤのある方は卵巣年齢も若い方が多いようです


さて、漢方堂では最近13年で500人以上の方が妊娠していますが、そのうち40代の方は約8%(40人以上)おります。そのうち、46歳で妊娠した方が2人います。病院で治療してもうまくいかない方がご来店されることが多い事を考えると、漢方薬で卵巣が元気になっていると言えると思います。

漢方医学では加齢による卵巣機能の低下を「腎虚」と考えています。「腎は精を蔵し、生殖を主る」といわれており、卵巣機能の低下が見られる方は、強力に腎を補うことが大切になります。

補腎作用を強くするためには、動物性の生薬を使う必要があります。よく使われるのは紫荷車(羊の胎盤)、 鹿茸(鹿の角)、亀板(亀の甲羅)などです。このような動物性の生薬は健康保険がきかないですが、漢方専門薬局で購入することができます。飲みやすい錠剤や丸薬になった製品が数種類市販されています。

補腎作用を強くするためには、動物性の生薬を使う必要があります。よく使われるのは紫荷車(羊の胎盤)、 鹿茸(鹿の角)、亀板(亀の甲羅)などです。このような動物性の生薬は健康保険がきかないですが、漢方専門薬局で購入することができます。飲みやすい錠剤や丸薬になった製品が数種類市販されています。


以上の基本的な考え方の上で、基礎体温の情報や全身症状、さらに生理やおりものの状況を加味して、個々の体質に合わせた漢方薬を考えることになります。生理周期の乱れが少ない場合は、生理周期(生理期、低温期、排卵期、高温期)に合わせて漢方薬を使い分ける周期療法が特に効果的です。

漢方薬は男性不妊についても得意としていますで、不妊症でお悩みの方はぜひご夫婦でご相談ください!


掲載:マイドゥー 2013年12月号