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不妊症周期療法・特別編(4) ―婦人の聖薬「当帰」について―

 不妊症では当帰を含む漢方薬が多くの方に使われます。このため当帰は「婦人の聖薬」といわれております。数多い当帰を含む漢方薬の中で、最も当帰の効果を引き出した製剤として「婦宝当帰膠」があります。婦宝当帰膠は全成分中に当帰を約70%と高濃度に含むシロップの製剤です。

 約70%と高濃度に含むシロップの製剤です。

  去る3月21日に東京で行われた学術シンポジウムで、中国・武漢の曾凡波教授より婦宝当帰膠の研究発表がありましたのでご紹介します。

(1)ラットでの実験で婦宝当帰膠を飲ませるとFSH、LHの分泌が促され、黄体ホルモンの分泌も増加した。

(2)クロミッド服用により内膜を薄くしたマウスに婦宝当帰膠を飲ませると内膜が厚くなった。

(3)老齢ラット(人間で50代)に婦宝当帰膠を与えると卵巣の重量が増えて卵巣萎縮を防止する効果が見られた。

(4)ラットに婦宝当帰膠を飲ませると微小血管が拡張して血流が促進された。

 以上の結果は婦宝当帰膠が血行を促進して子宮や卵巣の働きを高めることを証明したことになります。私は日常の漢方相談で婦宝当帰膠が不妊症、生理不順、生理痛、冷え性など婦人科疾患に確実な効果があると実感しておりますが、今回の研究結果はその効果を確信させることになりました。

 さて、婦宝当帰膠と効能が似ている漢方薬として当帰芍薬散があります。当帰芍薬散には茯苓や沢瀉という利尿作用がある薬草が含まれているため、浮腫のある方や軟便の方には有効です。一方、体を温める効果や子宮や卵巣の働きを良くする効果については婦宝当帰膠のほうがはるかに優れています。

 婦宝当帰膠が優れた製剤であることは間違いないのですが、周期療法で使う際には各周期における他の漢方薬との組合せを適切に行うことが大切です。また各周期によって服用する量を変化させることも効果を高めるポイントになります。当店では常に試飲ができるようにしておりますので、お気軽にご相談ください。

病名別漢方治療法「不妊症周期療法」も参照してください

掲載:マイドゥー 2004年5月号