9月7日にオープンした小島薬局漢方堂は、ゆったりした待合室での足岩盤浴やパンダグッズを展示したパンダミュージアムなど癒しの空間が好評をいただいております。FUFパウダーと活性炭によりイヤシロチ化した、小島薬局漢方堂にぜひ一度ご来店ください。
さて、10月26日(水)は毎年恒例のマイドゥー本社での漢方講演会です。今年は当店が高い実績を上げている「不妊症」がテーマです。そこで、薬局店頭で日頃質問されることをQ&Aで紹介します。
Q、なぜ漢方薬を飲むと妊娠しやすくなるのでしょうか?
A、妊娠はよく畑と種に例えられます。種は精子と卵子が結合した受精卵、子宮内膜が畑にたとえられるわけです。つまり、畑である子宮内膜に適度な栄養(血液)と水分、そして温かさがあれば受精卵が良く育ちます。漢方薬は子宮や卵巣を温め、骨盤内の血流を良くして、妊娠しやすい体質作りを行うことができます。
Q、なぜ周期療法が効くのでしょうか?
A、漢方薬はもともと不妊症に効果的ですが、生理周期に合わせて漢方薬を飲みわける周期療法は、より効果的です。女性の体は生理周期(生理期、低温期、排卵期、高温期)によって女性ホルモンの分泌が異なります。基礎体温の形と自覚症状により体質を判断して、体質に合った漢方薬を調合します。
Q、小島薬局ではどのくらいの実績がありますか?
A、小島薬局では、毎年50人前後の方が妊娠しています。今年も9月中旬までに36人の方から妊娠の報告をいただいています。30代〜40代の方が多く、病院でも妊娠できない方が多い中で、良い効果が得られていると思います。
Q、病院の治療と併用できますか?
A、もちろん併用できます。小島薬局に不妊相談に来られる6割〜7割の方は、現在または過去に病院で不妊治療を行っています。体外受精を行う方もいますので、排卵誘発剤やホルモン剤の特徴に合わせて漢方薬を使うことで、副作用を軽減して良い効果を得ることができます。
Q、漢方薬の値段はいくらくらいですか?
A、生理周期の状況や結婚後の期間、婦人科疾患の有無などにより異なりますが、周期療法を行うと1ヶ月で2万円〜3万円になります。年齢が若い方で特に婦人科疾患がない方はもう少し安くなりますが、30代後半以降で不妊期間が長い方や特定の婦人科疾患がある方はもう少し高くなることもあります。
マイドゥー講演会では、いろいろな質問に詳しくお答えいたします。
掲載:マイドゥー 2011年10月号