今回は妊活に重要な食養生についてお話します。
漢方堂式食養生の原則は「体に良い栄養を摂って、体に悪い毒素を排泄する」ことにありますが、妊活についても基本的には同じ考え方になります。
妊活には月経周期を整えて卵子の質を良くすること、併せて精子の質を良くすることがとても大切になります。卵子や精子はアミノ酸(タンパク質)とコレステロール(脂質)から出来ていますので、良質のたんぱく質と脂質を摂取することが大切です。
タンパク質は魚、大豆、卵、肉などがあり、脂質は魚油や植物油、バターなどがあります。動物性の食品も植物性の食品もバランスよく食べることが基本ですが、大切なことは新鮮で飼育状況や栽培状況が良質であるということです。エサや肥料を吟味して、自然に近いストレスの少ない環境で育てている食材を選び、低温で調理したものを食べることが質の良いたんぱく質と脂質を摂るポイントになります。
一方、体に悪い毒素は卵子や精子の汚れとなり、質を下げることに繋がります。体に悪い毒素とは、食品添加物、トランス脂肪酸、遺伝子組み換え食品、白砂糖や人工甘味料、農薬、ダイオキシン、有機水銀など数え上げたら切りがありません。現代の食生活でこのような毒素を完全に除く方法は不可能に近いといえます。そのため体内に入る毒素を極力減らし、すでに体内に入ってしまった毒素は排泄を促すことが必要不可欠になります。
現代の毒素は脂溶性のものが多く、体脂肪に蓄積しやすいと言われています。毒素の排泄方法としては、低温サウナや半身浴による発汗、解毒作用のある食べ物(玄米・蕎麦・味噌汁・納豆・ネギ・生姜・ニンニク・紫蘇・梅干・パクチーなど)を適度に食べるなどがあります。
しかし、「体に良い栄養を摂って、体に悪い毒素を排泄する」ことは「言うは易し行うは難し」といえます。そこで頼りになるのが高品質サプリメントです。当店では下記のサプリメントを推奨しています。
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掲載:マイドゥー11月号