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慢性胃炎

慢性胃炎(脾の病気)と漢方薬

慢性胃炎は、胃粘膜や胃液分泌腺が萎縮する病気で、おもな症状は胃の痛みや胃もたれ感、胸やけ、げっぷなどですが、中には食欲不振や吐き気、吐血などに悩まされる人もいます。しかし中には全く無症状という人もいます。
主な原因としては暴飲暴食、香辛料などの刺激物やカフェイン類を含んだ飲み物の摂りすぎ、アスピリンなどの薬物の服用、喫煙、不規則な生活、寝不足、そしてストレスなどが影響して起こるといわれています。
中国医学では胃は食物を消化して、その水穀の精微物質を小腸へ和降すると考えています。その働きが乱れると慢性胃炎の症状があらわれます。治療としては胃を調和して消化を助け、張りや痛みを抑えます。ストレスが原因のときは肝と胃を調和させるようにします。
胃の働きが低下している場合は、胃の働きを良くする六君子湯、香砂六君子湯、香砂養胃丸などが効果的です。吐き気や胸焼けがするときは半夏瀉心湯が効果的です。胃の痛みが強いときは小健中湯、安中散、芍薬甘草湯などを併用します。 ストレスが強くお腹の張りや痛みが強いときは開気丸、四逆散、逍遥散などが効果的です。